うさぎ安壇美緒著の「ラブカは静かに弓を持つ」って面白い?スパイ×音楽ってきいたんだけどどんな話なの?
2023年本屋大賞2位なんだよね!



最近読んだけど面白かった!私はAudibleで聴いたんだけど、これはめちゃくちゃおすすめしたい!普段、音楽に全く関わりない私でも十分楽しめたよ。
まだの人は聴いてください。30日無料で聞けるので!
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この記事では、まだ読んでいない方に向けて、以下を紹介していくよ!
- ネタバレなしのあらすじ
- Audible朗読版のおすすめポイント
映画化されてるの?と気になった人はこちらの記事もどうぞ


『ラブカは静かに弓を持つ』の基本情報


| タイトル | ラブカは静かに弓を持つ |
| 作者 | 安壇 美緒 |
2023年第6回未来屋小説大賞
2023年第25回大藪春彦賞を受賞
2023年第20回本屋大賞で第2位
と、いろんな方面から評価されている。また、2024年には文庫化も。
ネタバレなしで紹介「ラブカは静かに弓を持つ」のあらすじと魅力



スパイ×音楽ってきいたんだけどどんな話なの?ざっくり教えて!
- 主人公橘樹(たちばないつき)はある日、勤務先である「全日本音楽著作権連盟」の上司から呼び出しを食らう。
- 幼少期にチェロを習っていた橘に、「ミカサ」の音楽教室にスパイとしてもぐりこみ、捜査してほしいとのこと。目的は音楽教室で著作権のある楽曲の無断使用の証拠をつかむこと。
- 嫌々ながらも、音楽教室に生徒として通うことになる橘。チェロ講師・浅葉桜太郎(あさばおうたろう)や仲間と出会い、徐々に心を開いていくが、同時にスパイとしての罪悪感や孤独に悩むことになる…。



人の心を描く文学作品としての深さが印象的。ぶっちゃけスパイ要素はそこまで強くない。その分、派手な展開は少なくとも、静かな緊張感と余韻がずっと続く感じ。
「つまらない?」と思う人もいるけれど──「ラブカは静かに弓を持つ」の魅力
こんなところがおすすめできる
音楽、チェロを通じて、登場人物の心情が繊細に描かれる。
物足りなさを感じる人も
スパイもの・サスペンスものだと思って読むと、ややご都合主義感が気になる。
事件性よりも心理描写重視なので、テンポを求める人には合わないかも
「ラブカは静かに弓を持つ」は絶対Audibleで聴くべき理由



この記事を書こうと思った一番の理由がこれ。Audibleがめちゃくちゃ良かった。文庫版も出てるけど、今から読もうと思っている人は、Audible聴いてみてほしい。初めてなら30日間無料だから!
- 豪華!主人公の橘を演じるのは声優、斉藤壮馬
- キャラクターを複数キャストが演じ分ける特別仕様で、ドラマを聴いているみたい
- 余計なBGMや効果音なし。あくまでも朗読ベースで集中できる構成。


| タイトル | ラブカは静かに弓を持つ |
| 作者 | 安壇 美緒 |
| ナレーター | 斉藤壮馬/伊東健人 他多数 |
| 再生時間 | 10 時間 41 分 |
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豪華!主人公の橘を演じるのは声優、斉藤壮馬
主人公の橘を演じるのは声優、斉藤壮馬さんです。何と言ってもこれ!近年は全然アニメ見ないので声優全然知らない私でも知ってる。
- アイドリッシュセブン(九条天)
- ヒプノシスマイク(夢野幻太郎)
- 残響のテロル(ツエルブ/久見冬二)
- 憂国のモリアーティ(ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ)
- 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(レーン・エイム)
- 佐々木と宮野(宮野由美)
- ブルーロック(千切豹馬)
- るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-(緋村剣心)



とりあえずイケメンっぽい役柄が多いのね



そだね。作中でも「イケメン」設定だしね。
ちなみに、私がドはまりした凪良ゆうの「美しい彼」ドラマCD版清居も斉藤壮馬だよ…
ちなみに、もう一人のメインキャラクター、音楽教室のチェロ講師である浅葉を演じているのは、声優の伊東健人さんです。
- ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-(観音坂独歩)
- プロジェクトセカイ カラフルステージ!feat.初音ミク(青柳冬弥)
- ヲタクに恋は難しい(二藤宏嵩)
- アイドルマスター SideM(硲道夫)
- SHOW BY ROCK!!(ヤス)
- 華Doll*(灯堂理人)
- 【推しの子】(ゴロー)
- 沼にハマってきいてみた(ぬっしー)
キャラクターを複数キャストが演じ分ける特別仕様で、ドラマを聴いているみたい
主人公の橘と、チェロ講師の浅葉役は上で書いた通りなんだけど、それ以外にもちゃんと配役がされているんだ。
Audible版「ラブカは静かに弓を持つ」キャスト
| 配役 | キャスト |
|---|---|
| 橘樹 | 斉藤壮馬 |
| 浅葉桜太郎 | 伊東健人 |
| 塩坪信宏 | 佐々木啓夫 |
| 青柳かすみ | 稲垣好 |
| 三船綾香 | 松嶌杏実 |
| 医者 | 一木千洋 |
| ミカサ受付 | 三波春香 |
| 片桐琢朗 | 木暮晃石 |
| ナレーション | 鈴木卓朗 |



配役が複数キャストって…それって普通じゃないの?



いや、めっちゃ珍しい。
Audibleでは基本1人が全編朗読することが多いよ。もしくは2人の人が章単位で担当するか(男女が多い)。今回みたいな各キャラクターに配役があるのは珍しい。豪華~!
Audibleで朗読をそれなりに聞いてきた一感想だけど、一人のナレーターが登場人物全部を担当するのも、それはそれでナレーターのすごさがわかって楽しい。同じ人が演じているのに、誰の台詞なのかが瞬時にわかると、すげ~~!!って思いながら聞いている。
今作のような豪華配役だと、別の楽しみ方になるね。それこそ、耳で楽しむドラマを見ているよう。やっぱり、それぞれ配役があったほうが、役に個性と幅が出るし、あとぼーっと聞いていても混乱も少ない笑。
Audibleは近年どんどん作品数を増やしているけど、本屋大賞受賞作品などの一般大衆に人気がある作品は、優遇されている感じがある。
余計なBGMや効果音なし。あくまでも朗読ベースで集中できる構成。



配役がそれぞれついているって、ラジオドラマみたいな感じ?



配役が分かれているのはそうなんだけど、あくまでも朗読がメイン。それがすごく良かった。
ラジオドラマやドラマCDは、台詞がメイン・地の文は少なめ・BGMや効果音がある。
それに対して、Audible版はBGMや効果音は一切なしで、原作を忠実に朗読してくれる。
地の文も全て読んでくれることで、キャラクターの台詞だけでは伝わらない機微も伝わってくる。
今作は三人称視点なので、地の文=ナレーションを担当しているのが、主人公の橘役とは分かれてるのもすごく良かった。



BGMや効果音があったほうが臨場感あるんじゃない?



この辺は好みの問題だろうね…私も青春アドベンチャーとかも好きだし。
あくまでも、同じ1冊を読むか、聴くか、となった場合、淡々と朗読してくれたほうが入り込めるかな。あと、寝る前によく聴いていたので、あまりうるさいと支障がでるからさ…笑。
\ 夜、部屋を暗くしてこの朗読を聴いてみてほしい /
「ラブカは静かに弓を持つ」は実話? 「全日本音楽著作連盟」や「ミカサ」は存在する?



物語全体の背骨となる事件、音楽の著作権と音楽教室での楽曲使用、そして裁判。読んでいて「リアルだな~、これはもしかして…」と思って後から調べたんだけど、やはりモデルがあった。
全日本音楽著作連盟=一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)
ミカサ=ヤマハ
「ラブカは静かに弓を持つ」と同じく、音楽教室での楽曲使用に関してJASRACが著作料を求めて裁判。
JASRACの職員が身分を隠して、音楽教室に潜入したのも実際の事件と同じ。



ちなみに、実際の裁判はどうなったの?



音楽教室の生徒の演奏は、著作権料徴収の対象外にする。で決着しているみたい。
2022年
裁判官5人の全員一致の判決で「音楽教室での生徒の演奏は、技術を向上させることが目的で、課題曲の演奏はそのための手段にすぎず、教師の指示や指導も目的を達成できるよう助けているだけだ」と著作権料徴収について生徒は対象外であるとして判決が確定した。



作者の安壇美緒先生は、このテーマを編集者さんから提案されたことがきっかけで書き始めたそう。(参照元)
音楽についての知識も持たなかったので、色々取材や調査して買いたそう。巻末に参考文献載ってたけど、外からの情報をまとめてこの物語を作り上げるなんてすごい…!
まとめ:読むより「聴く」ことで、静けさの余韻が深く残る作品



「ラブカは静かに弓を持つ」は、読書としても名作ですが、Audibleで聴くことで、ドラマとしてもめちゃくちゃ楽しめる1冊。とりあえず!未読の人は!聞いて!めちゃくちゃ良いから!


| タイトル | ラブカは静かに弓を持つ |
| 作者 | 安壇 美緒 |
| ナレーター | 斉藤壮馬/伊東健人 他多数 |
| 再生時間 | 10 時間 41 分 |
\ 今だけ30日間無料 !無料期間中に解約OK/
映画化されてるの?と気になった人はこちらの記事もどうぞ











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